大阪に新しい風を!!

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卸売スーパーオープンです。
11月27日火曜日、朝9時30分。大阪市都島区毛馬にて、卸売スーパー1号店がオープンしました。朝から地域の消費者が列を作り、お店に押し掛けてくるようにお越し下さいました。
しっかりと開店準備をし、開店前の日曜日には、開店予告の広告を5万枚投入し、当日は折り込み広告5万枚を配布しオープンしました。お客様はほとんどの方が、近くに在住の消費者ですので、徒歩もしくは自転車でのご来店です。自転車置き場も約100台用意されているのですが、あまりにも大勢の方々のご来店の為、開店前には満車状態になり、付近の道路に自転車がたくさん止められている状態になりました。
警備の方も追いつかない状況の中、弊社の社員が応援に入り、自転車の誘導整理を行っていました。開店後多くのお客様で店内はごった返し、一部混乱する売場も出ていたようですが、大きな事故もなくレジの流れもスムースに進み営業をしていました。
そもそもこの卸売スーパには私の強い思い入れがあります。関西のスーパーマーケットを中心に約30年間私は携わって参りました。私がスーパーに入った頃は、まさしく日本経済の頂点で、バブル経済再好調の時でした。当時関西からでた、「ダイエー」が関東圏にも出店を続け、百貨店の買収までもするほどの、凄まじい勢いでスーパーマーケットは出店を続けていました。大阪地区でも、少しお金を持つと誰もがスーパーマーケットを開業するほど、至る所にお店ができていったのです。 現金商売の魅力に取り付かれたように、猫も杓子もスーパー経営に乗り出していました。しかし、あれから30年経って現在の関西の市況は、一部大手を残し中小スーパーは壊滅状態、小売り市場の活性化スーパーも地域の台所と活躍をしてきましたが、商売人の高年齢化に、人口の減少に影を潜めてしまいました。もちろんその影響は、弊社にまで及んでいます。店舗の開発は激減し、ビジネスのグランドが狭くなるばかりなのです。
一部の大手に、市場は独占され始め、まさしく中小の生き残りは困難な状況が続く為に、卸会社も淘汰され、一部の大手スーパーが利益を上げる為だけに業界が編成されつつあります。
この状況を打破する為には、関西に新しい風を吹き込まなければなりません。一部の大手スーパーには出来ない、新しいスーパーの形を大阪に登場させ、今の市況の流れを変えていかなければ行けない。そう考える中、関東の取引先であり、関東のスーパーの新しい形を作ってきた、JM社にノウハウをいただき、新しいスタイルのスーパーを大阪に開業したかったのです。それがこの卸売スーパーです。
開店したばかりではありますが、まだまだ本物の形になっていない部分もあり、改善すべき点は多く残っていますが、関西で展開していく為にも一つ形作りに集中をしていきたいと思います。開店し本日4日目です。客数はまずまず、更に売上を伸ばし、大阪の市況を変え、関西の流通業界の再編をしていく覚悟で臨んでいきます。