石垣島へ行ってきました

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息子と二人で自主トレ合宿です。
中学を卒業した息子と石垣島へ行ってきました。
子供の頃から野球をしている彼は、間もなく高校球児となります。それを記念してと言うか、本人のトレーニングを兼ねて、南の島へ出かけて行きました。
石垣島は初めて訪れる島です。息子が小さな時から、毎年のように宮古島へ出かけていましたが、宮古島の魅力に周りの島へはあまり行っておらず、今回初めての訪問でした。
石垣島は、ちょうど訪れた数日前に、新空港が完成し、 関西からも直行便が出るようになっており、わずか2時間少々で行けるようになったのです。気候は宮古島とほとんど変わらず、ハワイともほぼ同じではないでしょうか。
宮古島と石垣島の大きな差は、石垣島は山がある、土で出来た島と言う事ではないでしょうか。宮古島のように珊瑚礁が隆起した島とは違い、山も川もあり、森も草も多く見る事が出来ます。ですので、農業も、畜産もこの島では十分に産業として成り立って行くのだと思います。 街に着いて驚いたのは、商業施設も本州の街と変わらないほど、あらゆる物がありました。スーパーもレストランも、レンタルビデオもなんでもあるのです。宮古島とついつい比べてしまいますが、人口は石垣島の方が少ないそうですが、施設の多さは宮古島よりも相当多いのではないでしょうか。
野球の練習をさせていただくのに、市営の運動公園に行ってみました。そこには、陸上競技場を始め、野球場が二つ、体育館もいくつもあり、テニスコート等施設の充実しているのに、目を見張る程でした。
しかもその施設は、個人でも使用できる事に驚きでした。これらの施設は、千葉ロッテマリーンズが合宿にも使用する本格的なグランドであり、私たちが訪れた時は、慶応大学が合宿を行っていたんです。これらの施設を使わせていただき、息子のトレーニングをする事が出来ました。
さすがに、室内練習場のブルペンでピッチング練習をしている時は、息子のテンションも上がりまくりでした。久しぶりのピッチング練習でしたが、中学校3年間で約30センチ程身長が伸びた彼の球は、老化して行く私の運動神経では、捕る事が怖くてたまりません。小学生の時とは違い、距離が遠くなっているとはいえ、全力投球の球は思わず逃げてしまいます。結局練習では、突き指をして痛みをこらえながら過ごすはめとなりました。
体力的にはもう私では到底かなわない事を知り、嬉しい反面、まだ負けたくないと言う自分の気持ちに、俺はまだ若いなと感じる一時でもありました。
3日目には、折角来たのだから、少しだけ観光を入れてあげようと、近くの島「竹富島」へ船でわたってみました。 船の嫌いな息子は、高速艇で行く事に不安を持っていたようです。その日は、生憎の曇り空で、風が強く、波の高い状態での出航でした。息子は不安が現実となり、私の横で青い顔をしながら船の中で耐えていましたが、わずか10分少々の渡航なので、辛抱できたようです。
島についてから、水牛車にのり、島内観光をしてのんびりと時間を過ごす事が出来ました。息子にとっても、私にとってもとても良い時間が過ごす事が出来たのではないかと思います。もともと、日本の歴史に興味のある息子は、島の今も変わらない風景を見て、少し興味を持っていたようです。
4日間、しっかりと練習をする事も出来、息子が生まれてから、家にいない時が多かった私ですが、しっかりと育ち、自分自身のやりたい事に向かっている姿は、私にとって大きな励みになりました。これから、一緒に旅行に行く事も少なくなってくると思いますが、彼が努力を続ける限り、私は応援し続ける事が出来ます。一緒にいる時間だけではなく、私にとってそれが一番幸せな事なのかもしれません。