ロス視察旅行

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ロス視察旅行
今回のロスの旅行の目的は、アメリカの有力なスーパーマーケットを視察する事でした。と偉そうに行っていますが、実は取引先の旅行の後を引っ付いてきただけだとも言えます。到着翌日から、視察は精力的に動きまわり、アメリカの最新の店舗を見学する事が出来ました。
日本のSMに関わる私たちにとって、とても受け入れがたい現実と、日本のSMの将来を考え、不安となる部分と、今来て良かったんだと言う安堵感とが入り交じりながらの店舗視察となり、とにかくいい勉強をさせてもらったという、充実感がありました。
そして何よりも、ビジネスというものが、決して過去からのものが正しいのではなく、未来へ向かうものが正しいのだと私は感じる事が出来たのです。
「慣習」というものは、時にはそのしきたりにより、未来将来の妨げになる事もあります。もちろんそのしきたりを礎に未来将来に発展する事もあります。つまり、慣習は100パーセントではないという事なのかもしれません。 アメリカという国は開拓民の国民です。インディオの時代から、常に新しいものを発見し続けてきている国です。その精神は今も国中に受け継がれており、まさしく全国民が「創造」を期待し続けているのです。 

視察日二日目に、とても嬉しいニュースが入ってきました。その夜のメジャーリーグ、LAエンジェルスの試合に、ダルビッシュが登板するとの事でした。
私たちは、ガイドにお願いをして、チケットを手に入れる事ができました。ロスでは珍しく、小雨のパラつく天気の中、やや興奮気味の心を抑え、私たちはアナハイムにあるエンジェルススタジアムへ向かいました。席は一塁側内野席の中央部分で7000円とやや高めの値段ではありますが、メジャーリーグの球場は日本の球場とは違い、ファウルグランドが狭く、スタンドがグランドに近く設計されているため、中央部分とはいえ日本のスタジアムでいえば最前列ぐらいの位置なのです。さすがに、野球好きのアメリカ人で、球場は超満員で、ファンはそれぞれ野球を楽しむ方、応援を楽しむ方、デートを楽しむ方それぞれが本当に楽しそうでした。球場全体が野球というエンターテイメントに一体となって楽しんでいる姿は、日本には足りないものの一つではないでしょうか。

スーパーマーケットの視察の合間には、ロスの名所にも訪れる事が出来ました。「ビバリーヒルズ」「ハリウッド」やサンタモニカの海岸にもいく事が出来ました。
特別、行っても楽しいという所ではありませんが、日本にはない街であることには違いありません。アメリカの階級社会では当たり前の事かもしれませんが、これだけ貧富の差を社会全体で表したならば、日本では大変な事になるなぁと感じざるを得ない世界です。でも、夢を見れる社会という意味では階級社会も悪くないのかもしれません。

4泊6日の視察旅行でしたが、とても充実した旅行となりました。私にとっても一つやりたい事業を見つける事も出来ましたし、何よりもこれからの日本の業界の未来を見る事が出来たと感じています。私が見た今回の、現在のアメリカを出来ればたくさんの人に見てもらいたい。見ていただき感じてもらいたいと思いました。

来年は、是非いろんな人と行ってみたいと思います。