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柔軟な姿勢で周りが伸ばしてくれます

私の大好きなお店で
東京の湯島に私の通う鮨屋さんがあります。大阪と違い東京には鮨屋さんが非常に多くあります。今までもお気に入りの鮨屋さんは何軒かあり、よく行っていましたが最近は湯島のお寿司屋さんばかりになっています。
そもそも私のお店選びの条件は、?近くである事 ?美味しい事 ?一人でもいける環境にある事 が優先されます。 それから見ると湯島のお寿司屋さんは、東京のマンションから歩いてすぐにあり、味は間違いなく、常連さんに愛される老舗で板前さんの心配りが最高のお店です。
はじめは、マンションから近いので一度行ってみたいと思いながら前を通るだけのお店でしたが、友達と食事する際に思い切って入ってみました。実はそのときのイメージは然程良いものではなく、普通の鮨屋さんだなと感じていたのです。しかし、愛想のいい接客やネタはそこそこ、値段もそこそこと自分なりに分析をしていました。それまでによく通っていた鮨屋さんと比べて、家から近い他はそれほど魅力を感じなかったのが正直な感想でした。
ただ、いつも行っていたお店では行く度に同じネタばかり出ていたのにやや不満を持っていた私は、他にいいお店はないものかと考えているところでした。そして、また友人と食事する際に湯島のお店を使ってみたところ、前回から結構な時間があったにもかかわらず、常連の様な対応で私を迎え入れてくれたのです。お客様一人一人に丁寧な接客は他のお客の接客を見ていてもとても気持ちよく、ネタはそれなりによく一品料理は結構いけるなあと、以前よりも好印象でした。それから、数回会社関係の人などとも訪れ、最近では完全に常連さんの仲間入りをしています。
お店は常に繁盛しており、団体客も多く見られます。お昼も営業していますし、板前さんの商売根性がとても強くつたわりますが、嫌らしさは全くないのが真の商売人であると思います。常連さんは企業の重役が多く、大学関係の先生、お医者さんがほとんどではないかと思います。
私は最近連日でお店に行く事があります。そうするとこのお店の店長は鮨ではなく、私との話の中で私の好物を聞き出し、それを作ってくれるのです。しかも、魚料理だけではなく、ステーキが出てきたり、手打ちの蕎麦が出てきたり、タケノコのフルコースが出てきたり、ある日にはあんかけ堅焼きそばが出てきたり、驚きは粕汁が出てきてお持ち帰り用まで用意してくれました。こんな鮨屋さんは、いやこんな料理屋さんは私も初めてです。
でもこんなお店だからこそ、常連さんがいつまでもいつまでも通い続け、いつまでもお店を繁盛させてくれるのではないかと思っています。料理にしても接客にしてもお客様を思い、柔軟に対応し「NO」を言わずに努力をするその姿勢があるからこそ、周りがそれを感じて集まってくるのだと感じます。 私の商売もそのようにできるようもっと自分自身を磨き、周りに同じ事が出来る人を集めていきたいと感じました。