月別アーカイブ: 2014年9月

バンコク、ホーチミンへ

東南アジア視察旅行No.1
9月の一週目にタイ=バンコク〜ベトナム=ホーチミンへ旅行へ行ってきました。今回も取引先の方々と同行させていただき多くの勉強をさせていただいた事をブログ上ではございますが、御礼申し上げます。

今回の視察旅行の目的は、東南アジアの食品工場のレベル確認と、流通業の実態の視察がメインでありました。総勢5名の旅行でした。
今年1月にシンガポールへも社内の旅行で行かせていただきましたが、実は私は東南アジアの料理がとても苦手なのです。とくに、パクチーとトムヤンクンなどのスープ系とナンプラーはいくらチャレンジしても体が受け付けてくれません。正直、食べ物の不安を抱えながら出発しました。
出発は成田より夜の便でした。タイ=バンコクの到着は夜中の12時頃(現地時間)で翌日に備えすぐにでも休みたい気持ちはあったのですが、同行メンバーの皆さんも意外にも元気で少しだけ飲みに出かける事にしました。
夜遅い事もあり、繁華街のビアレストランで軽くビールでも飲もうという事で出かけていったのですが、現地ビールの美味しさに驚き、次から次へと現地のビールを飲み干していき最後には約30本のビールを飲んで全員すっかりと酔っぱらい状態に、、、、ホテルの帰りには調子に乗ってか、タクシーには乗らず現地の三輪貨物の用な「ツクツク」と呼ばれる少々危なっかしい乗り物でホテルまで帰りました。
翌日はやや二日酔い気味でツナ缶工場への視察に出かけていきました。ツナ缶工場は現地でもトップ10に入る工場で、多くはアメリカ、カナダ、EUなどに輸出している工場で、同行した会社の製品も作られているようです。従業員約1500人で、作業ごとに班を分けグループ管理して業務が行われており、女性の管理職が非常に多く活躍されている工場でした。
実はこの工場では取引先の商品である「タイカレー」も製造されており、その改良版の試食などもさせていただきました。 前述した通り、パクチーなど苦手な食材がある私は試食にややためらいながらも口にしましたが、とても美味しく日本人でも好まれる味に仕上げているのには驚きでした。
バンコクでは、工場の他に百貨店やスーパーマーケットにも立寄りました。スーパーマーケットのレベルはとても高く、アメリカの最新店舗に近い売場構成に、考えられないほどの品揃え量に驚き、販売プロモーションの細やかな演出力にも日本のスーパーマーケットにも劣らない内容である事に関心をしました。
百貨店に至っては、食品売場こそ日本とよく似た感じのレイアウトになっておりましたが、階上のフロアには正直度肝を抜かれました。あらゆるブランドテナントはもちろんですが、2階フロアには新車販売のテナントがずらりと高級外車を並べているのです。1億円の「ロールスロイス」「ベントレー」「ランボルギーニ」など日本でも珍しい高級外車が堂々と展示されているのです。「ランボルギーニ」は1台売れていました。
私も含め、タイは後進国でこれから発展していく国であるとの認識を持っていましたが、とんでもない!!百貨店の現状に至っては、明らかに日本を上回っていると感じたのです。
バンコクでは半日程度ですが、観光に寺院を回る時間がありました。
写真は、黄金の涅槃像でワット.ポーという有名な寺院のものです。とても大きく写真にも収まりきれない大きさでした。やはり、タイは寺院が多く在り中でもこのワット.ポーはとても大きな寺院で見て歩くと約1時間かかります。雨期とはいえ、日中は雨もなく、気温は30°以上ですから見学が終わったときに半ば熱中症になったのではないかと思うほどでした。そして、このワット.ポーの隣にタイの王宮が在るのですが、歩いて回るにはあまりにも大きすぎる敷地で、今回は王宮の見学は諦める事にしました。これらの寺院には、観光客も多くアジアだけではなく、欧米の方、インドの方も多く見受けられタイ=バンコクは東南アジアの中では東西南北の大きな交流地域になっているのだろうと感じる事が出来ました。そのおかげで、外貨の流通も盛んで産業も商業も発展してきているでしょう。
その発展はバンコク最終日の晩餐のときに更に驚きと確証を感じる事が出来ました。
最後の晩餐をどこにしようかと、皆で相談していましたが、地上60階以上のビルがあり、そこにはアウトドアのバーやレルトランが在るとの事でした。旅行雑誌などにも紹介されているバンコクでもとても有名なレストランだという事もあって、満場一致で伴食の会場が決定されました。
そのビルはホテルなのですが、最上階のレストランだけ別のエレベーターが設置されており、ストレスなく最上階まで行く事が出来ます。
メニューはイタリアンに近い内容で、味もよく私でもほとんどの料理食べる事が出来ました。最上階は室内とテラスに分かれており私たちはテラスでも屋根のついた席に案内されました。到着したときは雨が降っていたので、雨がやみ次第席を変わる事が出来るとの事でした。
しばらくし、雨が止み外に出ますと街の夜景が驚くほど綺麗に広がっています。まさに、この街は既に先進国なんだと改めて思い知らされた様な気がします。
バーはビルの突き出したところにステージのように作られていますが、生憎の高所恐怖症の私にはとてもそのバーで楽しむ事が出来ないと思い、そのレストランを後にしました。